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majima
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1960年代生まれ 横浜出身 会社員 Bar飲み派 まれに家飲み派 モルトにはまったきっかけはラフロイグ
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2007年03月29日

マスタークラスROYAL LOCHNAGAR,GLENORD

ウィスキーマガジン・ライブ!のマスタークラスROYAL LOCHNAGAR , GLEN ORDのレポートです。
もう少し早くアップする予定だったのですが、イベント続きでまとまった時間が取れなかったり、花粉症で集中できなかったりで、ずるずる遅れてしまいました(←言い訳)。
などと言いながら他の記事は書いていましたが。飲み歩いてもいましたね。
ま、集中力無くても酒は飲めると(笑)
2007年のウィスキーマガジン・ライブ!に関する記事は一応これが最後になります。

<ROYAL LOCHNAGAR蒸溜所 , GLEN ORD蒸溜所 2007年2月18日 16時15分~17時15分>
パネリストはCharles MacLean(チャールズ・マックリーン)氏。
浅学なmajimaは知らなかったのですが、MacLean氏はスコットランドの著名なウィスキーライターです。
マスタークラスの後、彼の本(洋書)にサインをもらっていた熱心なファンの方がいらっしゃいました。

このマスタークラスは、MacLean氏が「樽」というテーマについて説明し、その内容に沿ってモルトを試飲するという形になっていました。他のマスタークラスとは少し異なった趣きです。ちょっと学校の講義みたいな雰囲気がありました。

最初は樽についての基本的な説明から始まります。やがてアメリカンオーク樽とヨーロピアンオーク樽の個性の違いへと話題が移ります。
MacLean氏によると、

●アメリカンオーク樽
 黄金色
 バニラ、ココナッツ
 オークウッド(の香り?)
 糖蜜、甘さ

●ヨーロピアンオーク樽
 琥珀色
 ドライフルーツ
 複雑(な香り?)
 タンニン、ドライ

などの特徴をそれぞれ持っているそうです。

一般的には、アメリカンオーク樽=バーボン樽、ヨーロピアンオーク樽=シェリー樽ですから、これらの特徴はオークの種類や産地だけによるものではなく、前に詰めていたお酒(バーボン、シェリー)の影響も大きいのでしょうね。

さて、試飲したモルトは以下の5種類です。

左から
・Royal Lochnagar 12年
・American Oak Style Single Malt(Ckynelish)
・The Singleton of Glen Ord 12年
・The Singleton of Glen Ord 18年
・European Oak Style Single Malt(蒸溜所名は聞き漏らしてしまいました)

テイスティングコメントは割愛します。何しろこの日3つめのマスタークラスで、なおかつ待ち時間に試飲会場でいろいろ試飲した後でしたので。もう細かいところは殆ど分かりませんでした。

このマスタークラスで説明された内容は、決して特別なものではなかったと思いますが、良く整理されていて、とてもわかりやすいと感じました。
今まで自分の中で曖昧だったことが理解できたというか、断片的な知識がうまくつながったというか。
そんなところも学校の講義っぽかったですね。
こういう講義なら毎週でも受講したいと思いました。もちろん試飲付きで(笑)

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この記事へのコメント
>majima 様
ROYAL LOCHNAGAR,GLENORD のマスタークラスのレポートは majima 様だけのような気がします
これでまた一つ新しいマスタークラスの内容を知ることができました
皆さんのおかげで、参加できなかったにも拘らず楽しんでいます(^^)
Posted by モルト大好き at 2007年03月29日 01:06
>モルト大好き様
ありがとうございます。そう言っていただけると書いたかいがあったなと思います。
でも、この手のレポートは早く書かないとだめですね。当日のメモを読み直したら何箇所か意味不明のところがありました。
Posted by majima at 2007年03月29日 01:22
>majima様
丁寧なレポートありがとうございます.
説明を聞きながら飲むと,なるほどぉって思いますよね.
確かに,試飲付きなら毎週どころか毎日でも・・・
Posted by morupon at 2007年03月29日 07:19
シェリー樽をシェリー酒の側から見た話。(^-^)/まず、ヨーロピアンオークには2種類あり、簡単に言うならタンニンが軽くコニャックに良く使われる(植林された)リムーザンに代表されるホワイトオークとアルマニャックに使われるタンニンの強いブラックオークの2つが有り、実際種としても別々の名があります。で現在、一般的にシェリーの樽は基本的と言うか殆どがアメリカンオーク製だったりします。しかも、中は焼きません。これは最近の話ではなくて、スコッチとの関係が始まった300年前からそうで、元々が乾燥した気候で山も森もなくコルク樫ばかりのヘレスには、木材は輸入に頼るしかなく新大陸発見後にやっと多くの木材を手に入れられる様になり、へレスで製樽が盛んになる17世紀には豊富なアメリカンオークがありました。元々、スパニッシュオークはホワイトオークに属し、スペイン北部に生えているだけで1567年のオランダ独立戦争の為の船の多さに木材が枯渇した為にチャンスも必要性も低かったようです。また、近代になってオロロソに限り少量つかわれた理由も他より安かったが灰汁が強いのでオロロソしか使えないや一部輸送用に使われた形跡があるのみです。余談ですが、シェリー用の樽の最初の灰汁抜きは基本的にまずブランデーで行われます。輸送用樽と樽の寿命が、後で話をややこしくします。さて、現在のシェリー最大手の会社は6万樽+予備樽1万樽程だそうで、現在アメリカンオーク樽が2万円しません対してヨーロピアンオークは3〜4倍します。おのずと使う樽材は決まります。また、フランスの樽は18〜20万個程生産され、半分が輸出され多くが世界のワインに使われる。また、1986年にスペインがECに加盟した事により樽での出荷が出来なくなる。ちなみにマッカランが樽の確保に動き出したのはイギリスがECに加盟した1973年以後の事になります。
Posted by 赤枝騎士 at 2007年03月29日 07:59
>morupon様
毎日ですか、さすが勉強熱心ですね(笑)
Posted by majima at 2007年03月29日 08:02
さて、ここからは私の推論です。樽に関する関心が高まったのは70年代初頭で、マッカランだけでなくワインの世界でも樽職人や産地等によっても風味の差が出ることが知られ出した時期。80年代以前はシェリーは普通に樽で来ていたので、オロロソの樽や輸出輸送用の樽として少量スパニッシュオーク樽が混じっていて、それが良いシェリー樽として認識されたのではないかな。材質の鑑定は酒ですれば簡単ですし。実際、今はマッカランもシェリー会社にアメリカンオーク樽も貸し出していますし。また、樽自体の寿命は70年程有るのは周知の事実。これが問題の一つではないかな〜。と、言うのも昔はモルト生産量が少ないのでスパニッシュにしろアメリカンにしろ長い間オロロソのソレラ熟成に使われて枯れた樽が使われたのでは。また、スペインブランデーの樽には中古のフランス産ブランデー樽も混じる可能性もあるし、更にシェリー樽に転用されたりする可能性も。オロロソベースのシェリーの消費も多かったし、イギリスへの片道だし、スコットランドでは樽を組み直すし。故に樽材を問わずシェリー樽で長年熟成させても樽材の風味は裏方に徹してるのに対して、今はアメリカンオークのシェリー処理と言われる程、数年しかシェリーを寝かしてない樽を使うからシェリー樽なのにココナッツやバニラなどのアメリカンオークの特徴的香りが混じるのかな〜。昔は、乾燥と言えば自然乾燥しかなかったからそれも関係あるかも。とあるワインのマンガに自然乾燥とキルン乾燥の差が書いてあったし。まだまだ、樽は不思議が一杯です。(?_?)
Posted by 赤枝騎士 at 2007年03月29日 09:01
>赤枝騎士様
密度の濃いコメントありがとうございます。
僕の記事の10倍ぐらいの情報が入っているな(笑)
樽の種類による特徴もさることながら、流通というかハンドリングも興味深い問題ですよね。
長いスパンで見ると、バーボンやシェリーの生産量とスコッチモルトの生産量はある程度比例するように思えますが、実際のところはどうなんでしょうね。
Posted by majima at 2007年03月30日 00:35